転職面接で女性がよく聞かれる質問って?これを見れば面接質問対策は完璧!

女性面接官 転職情報コラム

面接では、いろいろな角度から質問をされますよね。
女性ならではの質問が飛んでくることも多く、答えづらいと感じる人も多いでしょう。
しかし、そこで面接官の意図を汲み取って、意図に沿った回答ができるかが、採用の分かれ道です。
そこで今回は、女性が転職面接でよく聞かれる質問と、その答え方のポイントを紹介します。

転職理由を聞かれた時の答え方のポイント

たいていの企業が必ず聞くのが、転職理由です。
具体的には、

  • 転職理由はなんですか?
  • 今の会社を選んだ理由はなんですか?
  • それは前の職場では解決できなかったんですか?
  • 残業時間が理由ということですが、うちも残業はありますが大丈夫ですか?

など、ただうわべの転職理由だけではなく、本質的なところを知ろうと厳しい質問が飛んでくることもあります。こういった質問にはどう答えればいいのでしょうか。

正直に話す

女性に限らず転職面接では避けて通れないのがこの質問です。

一口にキャリアアップのためと言っても建前だと思われ、本音を隠しているような印象を受けます。

面接官は質問によってその人の人となりを知りたいと思っているので、ある程度正直に答えたほうが好感度は高いでしょう。

具体的に話す

退職理由は具体的に話すようにしましょう。

具体的に話してボロが出るのが怖い気持ちもわかりますが、退職理由は志望動機にもつながる重要な情報です。そこで漠然とした理由だけではあなたが何をしたいのか、何を求めているのかが正しく採用側にも伝わりません。

そうなると、採用側もあなたを採用するメリットなどを想像しにくくなり、採用から遠ざかってしまいます。そのため、転職理由は具体的に理由もつけて説明するようにしましょう。

前職の愚痴はNG

NGしかし、その時にくれぐれも前職の愚痴にならないように気をつけましょう。

ただ現状から逃げたのではなく,「自分はもっとこんな仕事がしたくて、それは今の会社ではなく御社でなければ成し遂げられないので…」などと前向きな言い換えをするようにしましょう。

自信を持って話す

退職理由というのは少なからず後ろめたい気持ちがあるものです。その気持ちが声や表情に出てしまっては面接官にもその自信のない雰囲気が伝わってしまいます。
同じ内容を話していても声の大きさや話し方で印象は大きく変わります

不安のある退職理由こそ自信をもって堂々と話すようにしましょう。

理想的な自己PRの仕方とは?

次によく聞かれるのが自己PRです。具体的には、

  • あなたの長所、短所はなんですか?
  • 仕事をしていて一番やりがいを感じるのはどんな時ですか?
  • 周りの人からあなたはどんな人だと言われますか?
  • 当社があなたを採用するメリットはなんですか?

など、一見自己PRだとわかりにくいものもありますが、こういった質問では、面接官はあなたのよさを知ろうという意図があります。そのため、ここをきちんと話せると、ぐっと採用に近づきます。

企業の求める人物像に合った自己PRを

自己PRを聞く理由は、あなたが入社した場合にどんな能力を活かせるかを知るためです。

そのためあなたの自己PRがどんなにすごくてもそれが企業では生かせなそうなものでは意味がありません。
例えば女性に人気の事務職なら正確さ・几帳面さ、営業職ならコミュニケーション力や人当たりのよさなど、希望する業界や職種によって自己PRを変えるようにしましょう。
なお、企業の求める人物像を知る方法としては、公式HPの企業理念を見るとこの会社は挑戦的な社風なんだ、とかお客様との関係を第一に考えるんだ、などとわかりやすいのでオススメです。

ただの自慢にならないように

自己PRで多くの人が陥りがちなのが“ただの自慢”です。

たしかに実績からその人の能力を図ることもできますが、自己PRで企業が本当に求めているのはその結果ではなく過程です。
よって、特に転職面接ではたいてい前職のことを話すことになると思いますが、その際どんな困難があったか、そしてそれを解決するためにどう考え行動したかを具体的に話すようにしましょう。
そういった仕事の場面での具体的エピソードを聞くことで、面接官側もあなたが入社した場合のメリットをイメージしやすいでしょう。

志望動機・キャリアを聞かれた時の答え方のポイント

志望動機・キャリアへの質問も定番です。
具体的には、

  • 当社を志望する理由を教えてください
  • なぜ同業他社ではなく当社を希望するのですか?
  • この業界の今後についてどうお考えですか?
  • 今後のキャリアプランをお聞かせください

などがこれにあたります。ここは、事前にその企業についてどれくらい調べてきたかが勝負になるので、しっかり企業ごとに用意していくべきところです。

なぜその会社でなければダメなのかをアピール

企業が志望動機を聞く理由は、応募者がどれくらい企業に対して志望度が高いかを知るため、そして企業の社風・事業内容とその人がマッチするかを確かめるためです。

そのため、こういう仕事がしたいから!と言っても、それがその企業とマッチしていなければ意味がありません。

例えば、コンサル会社の面接でコンサル業務がしたいから、と答えても、じゃあ他の会社でもいいじゃんと言われてしまいます。

コンサル業界でもなぜその会社なのか、企業研究をしっかりしてその企業の強みを理解し、自分がそれにマッチしているとアピールすることが重要です。

将来やりたい仕事について具体的に話す

アイデア志望動機の中に、自分が将来その会社で何をしたいのかまで具体的に述べられるとさらによいです。

例えば、将来的には商品開発の仕事をしたいけど、消費者の目線に立つためにまずは営業で経験を積んでゆくゆくは商品開発に携わりたい、という理由のほうが、ただ商品開発がしたいというより具体的で実現可能性が高そうに聞こえますよね。

このように志望動機では具体的な職種も出すようにするといいでしょう。

結婚・出産について聞かれた時はどうすればいい?

そもそもこれを聞いてくるのってありなの?

女性ならではの質問が結婚・出産関連の質問です。

女性の中にはそういったデリケートな質問をしてくるのはどうなんだ、と思う人もいると思います。たしかにそういった質問を女性にだけするのはジェンダー的には本来NGです。

しかし、企業としては長く働いてもらいたいから気になるところではあるため、まだまだ聞かれることが多いというのが現状です。ではこういった質問にはどうやって答えるのが正解なのでしょうか。

嘘はつかない!

一番重要なのは嘘をつかないことです。

すべてをありのままに伝える必要はありませんが、将来的には子供をつくるつもりなのにその予定はありません、などと嘘をつくと、入社後に結局仕事を続けられないような部署に配属されてしまってまた転職…ということにもなりかねません。

よって嘘はつかず、しかしマイナス面だけで終わらないような言い方を心がけましょう。

結婚について聞かれた場合の答え方

結婚その会社で長く働いていきたいと思っているのであれば、独身の人は結婚するかもしれないが結婚後も辞めずに続けていきたい旨をしっかり伝えるようにしましょう。
あるいは結婚の予定がすでにある人は、パートナーとすでに話し合い、結婚後も仕事を続けていける見通しが立っているとアピールするのも有効です。

出産について聞かれた場合の答え方

子供出産は産休や育休が絡んでくるので、より企業も気になるところです。

企業側としても、もし入社してすぐに産休・育休をとられると、仕事を覚えるのが遅くなりフォローが大変だと採用を渋る可能性もあります。
そのため、こういった質問をされた際には出産しても仕事を続けていきたいこと、また子育てに関してもと夫や周囲の協力が得られることをアピールすると採用側も安心するでしょう。

また、これは自分のためにもなるので、転職面接の前に自分の出産後のキャリアについて今一度しっかり考えて面接の際も堂々と答えられるようにしましょう。

意外と大事な逆質問!好印象を与える質問とは?

意外と重要なのが逆質問です。その企業が自分の求める条件を満たしているのか、働きやすい職場なのかを知るにはとても良い機会になります。
そのためぜひ人事にウケる逆質問をするようにしましょう。

入社後の流れに関する質問は◎

  • 「配属先の同年代の社員の一日の行動スケジュールを教えてください。」
  • 「入社までにさらに勉強しておくことがあれば教えてください。」
  • 「私と同年代で入社し、その後活躍している人でどんな事例がありますか?」

などの質問がこれにあたります。

こういった質問は応募者が入社後を具体的にイメージしており、志望度が高いという印象を与えることができとても効果的です。

自分としても社員の行動スケジュールを知れることでより入社後の生活をイメージしやすくなるので一石二鳥です。

聞きづらい質問をするコツ

実際応募者側が本当に聞きたいのは給料や休日等の労働条件ですよね。

しかし、それをそのまま「残業はどれくらいありますか?」などと聞くのはやる気がないと勘違いされてしまう可能性があり危険です。

よって例えば休日に関して質問したい場合は

  • 「仕事の繁忙期はいつですか?」
  • 「休日は部署ごとに違うのですか?」

などと間接的に聞くようにすると印象を悪くすることはありません。

自分が知りたいことをちゃんと聞くためにも、あくまで直接的な質問は避けてうまく言い換えるようにしましょう。

調べればわかることは聞かない

逆質問の内容を考えずにその場で焦って質問する人がやりがちなのが、調べればわかることを聞いてしまうことです。

たしかに逆質問をしないとやる気がないと思われてしまう可能性もありますが、だからといって焦って調べればわかることを聞いては「うちの会社のことちゃんと調べてないのかな」とむしろ悪印象です。
もしすでに書いてあったけれどもっと詳しく確認したい、という場合なら、「弊社のHPで○○○と読んだのですが…」などと事前に調べたことをしっかりアピールしてから聞くようにしましょう。

おわりに

いかがでしたか。面接はとにかく事前準備が重要です。事前準備がしっかりしていればいきなり答えづらい質問をされても動揺せず落ち着いて答えることができます。
特に女性は結婚・出産等のデリケートな質問がくることも多いのでどう正直にかつ印象を悪くせず答えるかしっかり考えて面接に挑みましょう。

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