働く女性は、キャリアアップやワークライフバランス・結婚・出産など、悩みが尽きませんよね。
そんな悩みから、これは我慢すべきなのか、思い切って転職すべきなのかと悩む人も多いと思います。
そこで今回は働く女性によくあるお悩み・疑問を紹介します。
キャリア編
安定はしているけど、やりがいがもてない…
これは事務職などにありがちなお悩みです。就職活動の時に安定さを求めて決めたはいいものの、いざ仕事をしてみるとやりがいがもてず、仕事が苦痛になってしまうパターンですね。
この解決法としては、まずはなぜ自分がこの仕事にやりがいを持てないのかをゆっくり考えてみましょう。自分がこの仕事に向いていないからなのか、上司が正しく努力を評価してくれないからなのかなど、理由は様々だと思います。
今の会社で改善できないかまずは考えてみる
また、その原因は今の会社では改善できないのかを考えてみてください。
もしかしたら自分のモチベーション次第だったり、わざわざ転職しなくても部署異動で改善できることもあるかもしれません。まずは自分で改善の努力をしてみることが重要です。
そして考えた結果、今の会社にいる限りやりがいは見いだせないと思ったら、転職すればいいのです。
長期的なキャリアが見えない
今の会社で自分がキャリアアップできるのか不安という悩みです。
実際、女性は男性と違って結婚・出産によるライフスタイルの変化もあるので、ただでさえキャリアプランが考えにくいですよね。たとえば、営業で今は残業もいとわずバリバリ働いているけど、会社は女性管理職も少なく、自分が昇格している未来が想像できないということもあるでしょう。
今の会社が、女性があまり活躍していない会社なら、長期的に考えてより女性が活躍でき、長く働けそうな会社に転職するのもありでしょう。
仕事が自分に向いてない…
最近は新卒で入ってみたら自分が思っていた仕事と違って入社数年で自分が向いている仕事に転職、という第二新卒も増えています。具体的には足で稼ぐ営業が苦手な人もいれば、一日中パソコンと向き合ってばかりのSEは耐えられない!という人もいるでしょう。
しっかり自己分析してみよう
しかし、例えば一口に営業が向いていないと言っても、個人営業、法人営業かやその会社の営業スタイルが向いていないのかなど、様々です。
だからこそ、自分が向いていないからすぐ転職!となるのではなく、まずはしっかり自己分析をするようにしましょう。
それがより自分に合った転職先に就くための近道になります。
ワークライフバランス編
残業が多すぎて耐えられない!
やりがいを求めて入社したはいいものの、入ってみると毎日夜遅くまで残業の毎日でせっかく頑張って稼いでもプライベートの時間がなくて本末転倒、というのもよくある悩みです。
でも、今の仕事はやりがいがあって楽しいから辞めるのはもったいないのでは…と思ってしまいますよね。
月残業時間が45時間以上の人は注意?
一つの目安として、労働基準法第36条(通称36協定)で定められた一ヶ月あたりの時間外労働の上限は、45時間とされています。
そのため、それを超えている場合は、いくらやりがいがあるといっても世間的に見ればブラック企業と言えます。
そこまで残業しなくても、やりがいとプライベートを両立できる仕事は存在するはずです。
仕事がハードすぎて体調を壊してしまう前に一度考えてみましょう。
結婚を機に転職?
実際結婚を機に、もっと家庭の時間が取れる職に転職したいと考える人は多いです。
結婚に伴うライフスタイルの変化によって、家庭との両立が難しくなることもよくあります。
転職するなら結婚前・結婚後どっち?
その際に出てくる問題が「結婚前と結婚後どっちがいいの?」ということです。
これは賛否両論ありますが、もしあなたが結婚後もある程度しっかり働きたいと考えているなら、結婚前をおすすめします。
なぜなら、結婚後だとブランクがネックになり正社員への転職が難しい場合が多いからです。企業としてもできれば長く働いてくれそうな若手を採用したいのは当たり前です。
派遣やパートでもいいなら結婚後落ち着いてからでもいいですが、正社員に転職したいなら結婚前のほうが選べる仕事の幅も広がるのでよいでしょう。
出産後も今の仕事を続けられるか不安…
出産前と出産後では働き方も大きく変わらざるを得ません。
育休・産休後も今のポジションにちゃんと戻ってこられるのか。また、戻れたとしても、子育てとの両立は可能なのか、というのはとても重要です。
しかし、これは実際経験してみてからじゃないとどうなるかわからないという面も多いですよね。
過去の事例を調べてみる
そこで参考にするべきなのが過去の事例です。
その会社の育休・産休の取得実績はどれくらいなのか、女性管理職の割合はどれくらいなのかをまずは調べてみましょう。
そしてもし身近に出産を経験している人がいたら実際に話を聞くのが一番です。
過去にそういった事例があれば、会社も出産後の時短勤務などに理解がある場合が多いので安心ですが、出産後退職している人が多かったり、前例がない会社だと、両立が難しい可能性が高いでしょう。
育児との両立が大変…
出産後に会社に戻ってきたはいいけど育児との両立が大変…というのもよくある悩みですね。
毎日の保育園の送り迎えで残業もできないし、子供が急に体調を崩したら帰らなければいけなかったりして、周りに迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。
まずは夫と話し合ってみる
そういった場合は、まずは夫とその現状について話し合うことが必要です。
働きながら女性が家事育児もすべてやるのは負担が重すぎるので、どこからどこまでを夫にやってもらえば今の仕事でも続けられそうかを夫に相談してみましょう。
それが夫も協力できる範囲ならそれでいいし、どう頑張っても今の仕事を続けるのは無理だと思うなら、転職すべきです。
最近は女性の非正規雇用も増えています。今の仕事が無理だからといって簡単に仕事と育児の両立を諦める必要はありません。
自分にとって何が大事なのかを整理して自分なりの働き方を見つけてみてください。
転職編
結婚・出産の予定ってどこまで言うべき?
女性の転職面接でよく聞かれるのが結婚・出産の予定ですよね。そんな先のことなんてわからないよ!と言いたくなる人もいると思いますが、企業としても採用する際に長く働いてもらえそうかは重要なポイントです。
嘘はつかない
こういった質問に対しての答え方としては、「嘘はつかない」ことです。
今後出産の予定があるのに、不利になることを恐れて嘘をついても、入ってからすぐに育休・産休が取れず、自分が苦しむことにもなりかねません。
もし今後そういった予定がある場合は、「その可能性もありますが、夫や近所の両親がサポートしてくれることになっています」などと、そのことについてきちんと考えているアピールをしましょう。
そうすれば、企業も安心して採用まで踏み切ることができます。
仕事が忙しくて転職活動している暇がない
今の仕事が忙しくて求人を探している暇もない、という人もいると思います。
たしかに、仕事を辞めてから転職活動を始めるのは時間は取れますが、その間無職になるのでリスクが大きいです。
よって今の仕事を続けながら転職活動をして次の仕事が決まってから辞める、というのが理想でしょう。
転職エージェントを活用する
時間が無い中でも転職活動におすすめなのが、転職エージェントを活用することです。
転職エージェントは、自分に合った求人探しから面接対策まで、一人ひとりにアドバイザーがついてしっかりサポートしてくれます。
利用は完全に無料なので、本格的に転職活動に乗り出す前に、まずは今の仕事や転職への悩みをアドバイザーに相談してみるところから始めてみるといいでしょう。
おわりに
いかがでしたか。
普段周りには相談しにくい働く女子ならではの悩みがたくさんあったと思います。
女性は男性に比べて不利になることも多く転職に消極的な女性も多いですが、安易に諦めてしまってはもったいないです。
自分が人生において何を一番大事にしたいのかをまずは考えてみて、その結果転職となったなら迷わず踏み出してみましょう。