今までバイトの面接等で誰しも一度は撮ったことがあるだろう証明写真ですが、あなたはちゃんと正しい方法で撮れていますか？
たかが写真一枚と思うかもしれませんが、採用者にとっては第一印象を大きく左右するところです。
知らないうちに写真で損をしないように、この機会にきちんとした撮り方をマスターして好印象を与えられるようにしましょう。
証明写真の基本マナー
サイズは縦4センチ×横3センチ
一般的には、縦36～42センチ、横24～30センチとなっていますが、実際ほとんどの履歴書は縦4センチ、横3センチです。
不自然でなければ自分でそのサイズに切り取ってもいいですが、くれぐれも丁寧に切り、胸上までしっかり入るようにしましょう。
撮影３ヶ月位内
履歴書のルールでは、、履歴書を提出する日の３ヶ月位内に撮影したものとされています。
しかしその３ヶ月の間に髪型が変わったり日焼けして印象が大きく変わることもあるでしょう。そういった場合はたとえ３ヶ月以内でも撮り直すべきです。
背景は白、青
最近のスピード写真機はピンクやグリーンなども背景色として選べるものも増えてきました。
しかし、転職の履歴書に使う際は定番の白、青が無難です。そこで個性を出してもなにもプラスにはならないので素直に白、青の背景色で撮るといいでしょう。
裏には名前を書いてのりづけ
よく忘れがちなのが裏に名前を書くことです。
企業にとっては一つの求人に何十枚も数の履歴書が送られてくるので、時に扱いが雑になることもあり、のりづけが甘いと写真がはがれてしまう可能性もあります。
そのため、はがれた時用に裏に必ず名前を書いておくようにしましょう。
どこで撮るのが正解？
写真館・スピード写真機・自分で撮影の三択
基本的には写真館・スピード写真機・自分で撮影の三択です。自分で撮影するのは企業によってはその時点で落とす企業もあると言われているので、事前に確認するようにしましょう。
メリット・デメリット比較
それぞれの撮り方のメリット・デメリットは以下の通りです。
| 写真館 | スピード写真機 | 自分で撮影 | |
|---|---|---|---|
| メリット |
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| デメリット |
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上記から分かる通り、質を求めるなら写真館がベストですが、時間がない時など状況に応じて使いわけるといいでしょう。
撮り方別ポイント
写真館で撮る場合
写真館のいいところは、写真のプロに指導を受けながら撮れるところです。そのため基本的にお店の人の指示に従って撮れば間違いないでしょう。
しかし、写真館といっても百貨店の写真館から個人経営のところまでさまざまなのでお店選びも重要です。
その時の選び方としては、撮り直しができるかを基準に選ぶとよいでしょう。
スピード写真機で撮る場合
まず、ボックスに入ったらカーテンをきちんとしめて、外からの光を完全にシャットアウトしましょう。
そして撮影前には必ず椅子の高さを調節してください。たいていの写真機には目の高さのラインがあると思うので、それに合わせて調節すれば一番よく写れる角度になります。
また、オススメなのが膝の上に白い紙やハンカチを置くことです。スピード写真ではストロボの光で顔に影ができてしまうので、白いものを置くとレフ板効果で影ができるのを防ぐことができます。
自分で撮る場合
最近は携帯カメラの性能もあがってきているので、自分で撮る人も増えています。
しかし、上の２つと違うのは、背景などが撮影用にセッティングされておらず、自分で環境を整えなければならないという点です。
まず、部屋は当然ですが白やベージュの壁を背景にして撮りましょう。家具などの余計なものが映り込むのは論外です。
部屋で撮る際は顔が暗くなってしまいがちなので、窓側に体を向けるなどしてなるべく明るい状態で撮るとよいです。
また、撮る際は普通のカメラで構いませんが、自撮りではなく必ず誰かに撮ってもらうようにしてください。
撮影前のチェックポイント
髪型
- 前髪が目にかかっていないか
- 寝癖やアホ毛がないか
- 基本髪は結ぶ、ショートやボブの場合は髪を耳にかけるかハーフアップに
表情
一度大げさなくらい笑顔を作って、その後自然な笑顔にする
- 口角を上げ、歯は見せないように
服装
- 黒か紺のスーツに白いブラウスが無難
- インナーは、胸元が空きすぎておらず、鎖骨が少し見えるくらいのもの
- ジャケットのボタンの位置とシャツの中心をきっちりそろえる
姿勢
- 首が前に出ないように背筋を伸ばして脇を閉める
- 肩の高さがなるべく左右水平になるように調整
よくあるＮＧ写真例
修正しすぎて別人
最近では携帯のアプリで肌質や目の大きさまで簡単に修正できるようになりましたが、証明写真では過度な修正はNGです。
たしかにより印象のよい写真で挑みたい気持ちもわかりますが、書類選考を通過した先に待っているのは面接です。
いざ面接で「あれっ顔が違う…？」と思われては結局逆効果です。写真館や写真機にも自然なレベルで修正してくれる機能があるので、その程度にとどめておきましょう。
はがして使いまわしたらしくよれよれ
履歴書も面接もそうですが、内容以上に第一印象はとても重要です。
もし自分が採用担当だったら履歴書の写真がよれよれだったらいくら内容がしっかりしていてもだらしない印象を受けますよね。
スピード写真機は、一度撮影すればデータももらえて追加の印刷も安くでできるので、ケチらず新しいものを必ず使うようにしましょう。
髪の毛で襟が隠れている
女性によくあるのが髪の毛で襟が隠れているパターンです。
絶対ダメというわけではありませんが、やはり髪は後ろに流したほうがすっきり見えます。結べる長さなら髪は結ぶのがベターでしょう。
おわりに
どうだったでしょうか。たかが小さな写真といえども採用側にとってはあなたの印象を決める数少ない情報源になります。服装や髪型、姿勢で印象は大きく変わってくるので、今回紹介した点に気をつけて好印象を与えられるような証明写真を撮りましょう。
