転職の面接って何を着るか迷いますよね。特に女性はパンツとスカートどっちがいいのか、年齢によって変えたほうがいいのかなど、男性より気をつけなければいけない点が多く悩む人も多いと思います。そこで今回は転職の面接で好印象を持たれる女性の服装、マナーを解説します。
やっぱりスーツ!
服装自由の場合も?
服装自由と言われた場合、何を着ていったらいいか迷いますよね。
アパレル業界などの場合は服装のセンスなどを見たいという意図から服装自由と書いている企業もありますが、服装自由と言われても基本はスーツで行くのが間違いないでしょう。
また、スーツではなくビジネスカジュアルで行く場合は清潔感のある服装で、短いスカートや華美な色合いは避けるのが無難でしょう。
リクルートスーツはNG?
転職する人の中には、就活の時に買ったリクルートスーツなら間違いないのでは?と思う人も多いのではないでしょうか。
しかし、20代後半からはリクルートスーツは着用しない方がよいです。なぜなら新卒のリクルートスーツは大人の社会人に見えず、仕事ができるイメージを持たれづらいからです。
特に20代後半以上の女性は、リクルートスーツは年齢よりも老けて見えてしまいがちなので、ビジネススーツを着ていったほうがいいでしょう。
スーツ選びのポイント
では次に具体的にスーツ選びのポイントを紹介します。
カラーは?
黒・紺・グレーがベター
ベーシックな色が基本ですが、女性は男性より比較的明るめのスーツでも大丈夫です。ベージュ系は柔らかいイメージを与えるので好まれる場合もありますが、一般的には濃い色のスーツがいいでしょう。
柄はないほうが安心
男性より多少華やかな服装でも許容される傾向にありますが、やはり柄に関しては無地かピンストライプ程度の控えめにしておきましょう。
パンツスーツとスカートスーツどっちがいいの?
どちらでも大丈夫
結論から言うと「どっちかじゃないとダメ」という場合はほとんどないのでどちらでも大丈夫です。ただそれぞれ与える印象が違うので、それを踏まえた上で自分に似合う方を着れば大丈夫でしょう。次に具体的にどんな印象の違いがあるのか紹介します。
パンツスーツの場合
パンツスーツは活発で「バリバリのキャリアウーマン」というイメージを与えたい人におすすめです。また、営業職希望の場合は外回りの際なども動きやすいという理由から、社員の方もパンツスーツが多いので、パンツスーツで行くといいでしょう。あるいは体型が長身だったり細身の人はパンツスーツがよく似合うのでおすすめです。
スカートスーツの場合
スカートスーツは「女性らしい華やかなイメージを与えたい人」におすすめです。事務や受付を希望する場合はそういった印象が重要になってくるのでスカートスーツがよいでしょう。
ただし気をつける点としては、スカートの場合は丈が短いと下品な印象になってしまうので必ず膝丈、また、プリーツの細かいスカートは学生っぽいイメージを与えてしまうのでプリーツスカートの場合は幅の大きいものを選ぶようにしましょう。
インナーは?
意外と迷うのがインナーです。ジャケットを着ていれば見える部分も少ないため一見それほど重要ではないように思えますが、インナーは顔色を左右するので意外と印象が大きく変わります。
色はやっぱり白!
白はやはり清潔感があり顔色を明るく見せてくれるので間違いないでしょう。
また、シャツとカットソーはどちらでも大丈夫です。シャツなら真面目な印象、カットソーなら女性らしさを演出することができます。
もちろん働くようになったらピンクやブルーなどのインナーも華やかでいいですが、何度も言うように面接は第一印象が重要なので、明らかにベストな白を外してそこで奇をてらう必要はないと思います。
フリルはダメ?
スーツがベーシックな黒でインナーもただの白シャツだと垢抜けていない印象を与えることもあります。新卒ならそのフレッシュさもプラスになるかもしれませんが、転職の際は社会人としてのキャリアを積んできたという印象も重要です。
そのため場合によってはちょっとしたフリルのあるシャツを着てもいいでしょう。
ただしフリルが大きすぎるものは派手すぎて逆効果なのであくまでシンプルなものにとどめましょう。
バッグは?
ビジネスバッグが基本
服装がスーツの場合は当然ビジネスバッグを選ぶべきです。カジュアルなトートバッグやハンドバッグはビジネスマナーが身についていない印象を与えかねないので気をつけましょう。
A4サイズのファイルが入るもの
転職面接の際には手書きの履歴書や書類を提出することもあります。その時に出してみたら書類がぐちゃぐちゃ、ということが起きないようにA4サイズのファイルは入るバッグの方がいいでしょう。
底にマチがあるもの
面接の際は荷物を足元において面接を受けるので、床に置いた時倒れないものを選びましょう。面接中もしバッグが倒れてしまったら、立て直すべきなのかそのままの方が良いのかなど余計な心配をして、集中力が削がれてしまいます。
業界によって変える
清潔感はどの会社にも共通して求められますが、具体的にどんな格好がいいかはその業界ごとに違ってきます。面接官が一緒に働きたいと思えるような印象を与えるために、その会社に合った服装で臨み、この会社に適性があることをアピールしましょう。
では次に、具体的にそれぞれの業界の特徴を紹介します。
金融系
金融業界は他と比べてかなり固めの服装が好まれます。真面目な印象が重要になるので黒のスーツに襟付きの白シャツがベストです。もちろんインナーの色は白がいいでしょう。
IT、ネット業界
金融と真逆と言えるのがIT,ネット業界です。
実力重視の業界なので服装には寛容なところが多いです。そのため、逆に堅苦しいスーツで行くと「会社の雰囲気に合っていないな」という印象を持たれてしまい逆効果な場合もあります。
よって節度のあるビジネスカジュアルがいいでしょう。
アパレル業界
アパレル業界は数ある業界の中でも特殊で、服装から転職者のセンスを見たいと思っていることもあります。そのためその会社の人が着ている服装に寄った服装がおすすめです。
地味過ぎても派手すぎても印象がよくないので、清潔感がありつつこなれた雰囲気を出せるとベストでしょう。
おわりに
いかがだったでしょうか。意外と服装の細かい一つ一つが面接官のあなたに対する印象を決めるものです。いらないところで悪い印象を与えないように、面接の際の服装にはきちんと気を配りましょう。