女性に営業はきつい!?営業職の実情と転職成功の秘訣!

営業 女性 職種別ガイド

営業と聞くと、「体力勝負」、「ノルマがきつそう」といったイメージを持っている女性は多いと思います。しかし、一口に営業と言ってもその仕事内容はさまざまで、未経験でも挑戦しやすい職種でもあります。そこで今回は意外と知られていない営業職の実情と転職成功の秘訣を解説します!

営業職の実情

営業職の種類

一口に営業職といってもその種類はさまざまで、それぞれ相手にする顧客も方法も違います。そのため転職後のミスマッチを防ぐためにも求人を探すときは営業の中でも自分の希望する内容の仕事ができる職なのかチェックするようにしましょう。営業職は主に以下のように分類できます。

法人営業

一般消費者ではなく企業に対して商品やサービスを売り込む、いわゆるBtoBの営業です。

個人営業

一般の消費者に対して商品やサービスを売り込む、いわゆるBtoCの営業です。代表的なものとして自動車販売や不動産販売、保険販売などがあります。

ルート営業

すでに取引のある顧客を回り、新商品や新たなサービスを勧めたり取引の継続交渉を行います。いかに顧客と信頼関係を築き、取引関係を継続してもらうかが重要です。

カウンター営業

内勤営業とも言われる営業職です。自社の店舗に実際に訪れた人に対してカウンターで商品やサービスを販売します。旅行代理店や不動産賃貸が代表的です。お客様のニーズを的確に察してそれに見合った提案をし、契約に結びつける能力が必要です。

新規開拓営業

これは法人営業でも個人営業でも行われる営業です。それまで取引のなかった企業や消費者に飛び込み訪問で営業を行い、契約に結びつけます。

海外営業

これも個人営業、法人営業ともに行うことのある営業です。自社の商品やサービスを海外に向けて売り込みます。語学力だけでなく外国の文化や習慣を理解した上でそれに見合った形での提案が必要になってきます。また、場合によっては実際に海外に駐在して働くこともできます

医薬営業

医薬品法人(=医療機関)に対して医薬品を販売する営業のことで、MR=(Medical Representative)とも呼ばれます。企業と病院の橋渡し的存在になって、薬の効果や使用法を医師に説明したり、実際の効果等のフィードバックを医師から受けてその情報を企業に持ち帰ります。専門知識が必要になるので薬学部出身の人が多い傾向にあります。

技術営業

カタログやサイトだけでは理解しにくいIT、電子機器などの商品の営業を行います。難しい専門知識をいかに消費者にわかりやすく噛み砕いて説明できるかが重要です。そのためエンジニアとして経験を積んでからこの技術営業に就くケースも多いです。

営業職って女性にはきついの…?

営業職の種類や仕事内容がわかったところで、いざ転職するとなると気になるのが「女性でも活躍できるのか」というところだと思います。女性に人気の事務などの仕事に比べてハードなイメージの強い営業職ですが、実際女性にはきつい職種なのでしょうか。

体力的には他の職種に比べればきつい面も

外回り営業 女性営業は基本外回りが中心のため、事務等の内勤の仕事に比べると運動量が多く特に女性の中にはきつい人もいるでしょう。また、顧客対応に追われて残業を強いられるということも起こりがちなので、体力に自信がない方はきついかもしれません。

ノルマはそこまで厳しくない!?

営業職と言えばノルマがきついイメージがある人も多いと思いますが、実際にはそこまできつくないところも多いようです。実際に営業経験のある女性へのアンケートでは、「実はそんなにノルマはきつくない」という質問に対して「はい」と答えたのは55.1%でした。(出典:日経ウーマンオンライン

また近年は女性ならではのコミュニケーション力や思考力を活かして営業で活躍する女性も増えてきているので、チャレンジしてみる価値は大いにあると思います。

他の職種に比べて年収は高い傾向

給料ノルマがそこまでないとは言っても他の職種に比べて比較的ハードな営業職ですが、その分年収も高い傾向にあります。実際に、営業職の女性と営業職以外の女性の手取り年収の平均を比べると、

「営業職の女性」平均408万円

「営業職以外の女性」平均355万円

「営業職の女性」のほうが50万円近く高くなっています。

引用:日経ウーマンオンライン「営業女子の平均年収は○万 3割が500万以上」

 

よって、多少ハードでも年収アップを目指したい人にはおすすめの職種だと言えます。

営業に向いている人の特徴

コミュニケーション力が高い人

営業をする上でコミュニケーションは何より大切になります。ただ商品を魅力的に伝えるだけでなく、しっかりとお客様の話を聞いてニーズを聞き出せる「聞き上手」が向いているでしょう。また、お客様の信頼を得るためには商品説明だけでなく雑談などをうまく織り交ぜながら関係を深める必要もあるため、人と話すことが好きなコミュニケーション力の高い人が向いていると言えます。

気持ちの切り替えが上手い人

営業は多くの会社でノルマがあることからもわかるように数字で結果がはっきり分かる仕事です。それゆえのやりがいもある一方で、頑張ってもうまく結果が出ないときもあります。また、お客様からクレームを受けたり厳しい要望を受けることもあります。そういったつらいことがあっても引きずらず、自分で気持ちの切り替えができるかはとても重要です。

好奇心旺盛な人

営業職は1人でたくさんのお客様を担当するため、さまざまなお客様の置かれている状況やニーズを把握する必要があります。また日々移りゆく市場の状況や各業界の動向などを常にチェックすることも重要です。そのため好奇心が強く、幅広い知識を持っている人は向いているでしょう。

女性が営業職に転職成功させるためには?

女性が活躍できる業界・企業を狙う

体力勝負な面もある営業職で女性が強みとなるのは、「女性ならではの視点」です。そのため営業職の中でも女性が活躍できそうな業界を選ぶのがおすすめです。具体的には女性向けの商品を扱う美容・アパレル業界や日々の生活に欠かせないサービス、保育・住宅業界などです。一般的にも、女性はリアルな消費者の目線を持っているという点でスキルを活かせるので、BtoBよりBtoCの企業の方が女性の営業が多いようです。

とっておくと有利な資格は?

普通自動車免許は必須

運転する人

都心であれば必須ではありませんが、地方で勤務する場合は外回りのために普通自動車免許が必須です。また、都心勤務であっても地方に営業に行ったりする時や地方転勤になった場合も必要となるので、営業職なら最低限持っておきたい資格になります。

ファイナンシャル・プランナーや証券アナリストはあると信頼感◎

先ほどの普通自動車免許はほぼ必須の資格ですが、その他は特に必須の資格はありません。しかしとっておくと有利になる資格としては証券アナリストファイナンシャル・プランナーなどの資格があげられます。実際の業務に活かすことは少なくても、こういった資格を名刺に書いておけば「この人は知識がある」という印象を与えることができます。特に営業職の若手は見た目で判断されがちなので持っておくと有利になるでしょう。

女性が営業職に転職する際の注意点

残業時間を確認する

女性の転職理由でよく「もっとプライベートも重視できる職に就きたい」という理由が挙げられますが、それを実現するために確認しておくべきなのが残業時間の程度です。営業は特に残業が多いところもあるので、転職後のミスマッチを防ぐために必ず確認しましょう。

結婚・出産後も続けられるか確認する

赤ちゃん

結婚・出産後も仕事を続けたい女性には、産休・育休制度の有無はとても重要です。もし育休・産休がなく出産で仕事を続けられなくなったら再び就職活動をしなければならなくなるので、くれぐれも気をつけましょう。また、その際の注意点として産休・育休の制度が存在しているかだけでなく、実際に取得業績があるかを確認することが重要です。

おすすめ転職サイト

マイナビエージェント

マイナビエージェントマイナビエージェントは、転職業界大手のマイナビが運営しているだけあって全国の企業と太いパイプを持っており、他のサイトでは出会えないような女性向けの優良求人が多いのが特徴です。特に20~30代向けの転職に強いので、転職を考える若い女性はとりあえず登録してみるといいと思います。

ビズリーチ

ビズリーチ最近CM等でもよく目にするビズリーチは、転職サイトの中でも珍しいハイクラス専用転職サイトです。掲載されている求人のほとんどが高収入求人であり、転職で年収アップしたい女性にはぴったりの転職サイトです。

ハタラクティブ

ハタラクティブハタラクティブは、20代・第二新卒に特化した転職エージェントです。女性向けの未経験OKの求人も多いので、未経験で営業職に転職したい人や、自分のスキルやキャリアに自信がない人にもおすすめです。また、一人ひとりにプロのアドバイザーが就きマンツーマンでサポートしてくれるので、転職が初めてで不安な人にもぴったりでしょう。

おわりに

どうだったでしょうか。営業は女性にはハードな面もありますが、その分やりがいも大きい仕事です。また年収も高めなのでもっとやりがいのある仕事に就きたい、自分のスキルを活かして年収アップしたいという女性はぜひチャレンジしてみてください。

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